GOODNIGHT

長ぐつをはいたネコのGOODNIGHTのレビュー・感想・評価

長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)
3.1
ダンス。

2023/3/20追記
本田貴子の演技が良かったです。竹中直人もNICEでした。

土屋アンナも個性的で良かったんですが、本田貴子のキティの方が個人的には安定感があって好きですね。というか本田貴子は洋画吹き替えの常連なので、吹き替えの演技が上手です。つまり英語のセリフにあるニュアンスを日本語のセリフに抑揚で再現するのが上手いと言う感じかな。
とにかく、本田貴子か甲斐田裕子が吹き替えをするとバシッと決まるなあと思います。

ハンプティダンプティが一番いいですね。あのキモかわいい感じがマジで最高にイけてますよ。あのキモさがドリームワークスのキャラデザの真骨頂ですねえ!
キモいけど、何故か愛着が湧くっていうか。

この映画は、続編ともに色彩がとても綺麗ですね。あとスパニッシュな雰囲気が保たれているのが素晴らしい。ブレない。こうゆう世界観が日本のアニメは苦手だと思う。つまり文化に対する研究不足で場違いな建物とか小物を出してしまうんですね。
ハンプティダンプティの服とかゴーグルのデザインもなかなかの拘りで細かくデザインされているのが流石だなと思いました。
あと金色卵スーツの質感の表現も目を見張るものがありました。すごいです。総合芸術として完成度が高い。

キティについて、人間の女性でないネコですが終始その仕草やポージングでプスとは違うオンナらしさが出てるところも素晴らしいですね。特にダンスシーンでは間違いなく女性に見える身体の動かし方(何がそう感じさせるかはハッキリしないのだが)からはオンナにしか見えないのはすごい観察眼の賜物ですね。

宮崎駿も言ってたけど、とにかくアニメ映画は観察が大事なんだと思う。ハンプティダンプティは特に四肢の動きは目立たないわけだから微妙な感情表現は全部、あの顔に集中するので、人間の表情についてかなり観察をしたんじゃないかと思うね。

あと、続編のワンコとダチョウの子供の変顔は虫ザウルスの顔だったのか。ドリームワークス伝統のバグり顔でした笑
GOODNIGHT

GOODNIGHT