原作既読。映画が始まる前に「文部省推薦」のクレジットが。あの原作で「文部省推薦」となるとは思えないので、オリジナルストーリーを想定していたら、正にそうだった。原作にあった仄かに暗いストーリーに、クールな死生観。それらを包み込むジョーク。そして悲しくも余韻に浸れるエンディング...。そんな原作と比較すると本作は「健康優良児」。キャラクターと少しだけ原作のストーリーの流れを拝借してはいるものの、ほのぼのした少年と河童の物語。＋「母を訪ねて三千里」の要素も。親子愛で盛り上げる。子供の頃に観ていたらもっと楽しめたかも。あっ！だから「文部省推薦」なのか(笑)
