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『エロス+虐殺』に投稿された感想・評価

Omizu

Omizuの感想・評価

3.4
【1970年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
『鏡の女たち』吉田喜重監督作品。大杉栄をめぐる傷害事件である日陰茶屋事件をモチーフにしている。モデルの一人とされた神近市子がこの作品の上映差し止めを訴えたことでも知られる。

どうも吉田監督とは馬が合わない。3時間半の長尺、完成度は高いと思うがあまり面白さを見出せなかった。吉田監督は今のところ全部そう…

そもそも大杉栄については高校で習ったくらいであまり知らなかったというのもあるのかな。知っていれば興味が湧いたのかも。

過去と現在が交錯しながら進む表現は見事。大杉栄をめぐる過去と、それらを俯瞰しつつ入り込んでいく現代パートの描き分け、並びに混濁さをミックスさせて一本の映画にしたのは凄い。

ただ、ATG配給だけあってアート色が強くこれだけの時間を耐えるのはかなりの苦行。素晴らしいと思った表現はあるが、これだけ長いと辛さの方が勝ってしまう。

自由とそれがもたらす悲劇、抑圧される人々を描いた手腕はいいが、いかんせん長すぎる。良くも悪くも純アート然とした作品。観る人をかなり選ぶはず。
ロングバージョンじゃなくて、レンタルできた166分バージョンで鑑賞。
アヴァンギャルドな作りで、カットも音楽もびっくりするくらいに、抜群にセンスがいい。

現代(1970年)と大正時代が交錯していく構成なんだけど、プロットが複雑すぎてとても難解。大正時代パートは史実を描いている部分と、妄想劇の部分がミックスされていて、現代のシーンは音楽も画もだいぶ前衛的でエロティック。
大崎栄、伊藤野枝、神近市子(劇中名は別)と日陰茶屋事件を予備知識(ネットで調べる程度で充分)で持っていると、たぶん面白さが倍増する映画だと思う。それでも、多分難解なんだけど。
この史実と思想的な部分とアヴァンギャルドなアートフィルムを掛け合わせる感覚が功を奏して、異様なテンションをつくっていた。

※比べる作品じゃないかもしれないけと、過去の回想をしながら、思想家や社会運動家と現代の人たちを絡ませていくつくりは連合赤軍を描いた高橋伴明監督の「光の雨」を思い出した。
じゅんP

じゅんPの感想・評価

4.6
尊大で稚拙な我儘を
只、有りの侭に此処から見る。

距離を、季を、情の壁を
ものともせずに其処から見る。

死が、身体を分かつまで
そのどちらもが私自身。

聲の支配を突き破り、
ふたつの自己が混ざり合う。

殺せ。燃やせ。走れ。愛せ。
吹き荒ぶ桜に身をやつす。

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