ブタブタ

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-のブタブタのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『シン・ゴジラ』の高橋一生・主演。
一生さん目当てにグロ耐性がない方が見てしまうとエラい事ですが(笑)
醜悪な小人型エイリアンのタガメみたいな生体マシンが人間に襲い掛かりズルズル触手を伸ばして寄生して強制的に生物兵器「ネクロボーグ」に改造してしまい、そのエイリアンが乗って操り互いを闘い殺し合わせる「ゲーム」を行うと言う話し。
血みどろ臓物スプラッターSFアクション。
腕が大型ノコギリやバズーカ砲に変化したり、次々と新しい武器が生えて戦う描写のネクロボーグは、昔タカラから出てたオモチャ「変身サイボーグ」をグロくしたみたいで(敵役のキングワルダーに似てなくもない?)エイリアンにとっては飽く迄も之は「遊び」でありそう考えると、子供が変身サイボーグを持って「ごっこ遊び」をしてるのと同じなのかも。
ネクロボーグにされてしまったサチコ(河合青葉)を倒す為にキチガイ博士(手塚とおる)の協力(?)で人としての意識を持ったままネクロボーグ化するユウジ(高橋一生)はデビルマンみたいですし、小人エイリアンが乗るマシンが人間にパイルダーオン(?)して操縦する、言わば人間を巨大ロボットとして戦う所は『マジンガーZ』を彷彿とさせるし、永井豪世界のバイオレンスを実写化したみたいで超駄作『実写デビルマン』に比べたらパワー、勢い、気合いが入った画面の圧力等余程こっちの方が永井豪マンガのマインドに溢れています。
タイトルの『ミートボールマシン』とは、闘いの果て死んだユウジとサチコがエイリアンによって元通り人間の姿に再生されて今度は人としての意思と感情を持ったままで戦闘マシン化したモノ。
機械による改造ではなく遺伝子操作による改造?毛髪がなく胸にブローチ状の銀色をパーツを付けた以外は人間の姿形のままで(『ドラゴンボール』の「人造人間」みたいなモノ?)エイリアンとヴァーチャル的に一体化し戦うゲームを行う次世代機へと進化したモノ。
「殺さねば伝わらない愛がある」のコピー通りユウジとサチコの戦いはこれからも永遠に続く、みたいなバッドエンドに見えてそうでは無いアンチハッピーエンド(造語)
そしてまさかの続編、田中要次・主演『蠱毒 ミートボールマシン』が制作中との事でそちらも楽しみです。
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