『ヴィデオドローム』をレビューだ。こないだレビューした『スキャナーズ』や『ヒストリーオブバイオレンス』『ザ・フライ』(ともに未レビュー)のデヴィッド・クローネンバーグ監督作品なのだが、多分オレはこの監督とは波長が合わないんだと思う。ジャケットは死ぬほど好きなんだけど…。
こんな薄気味悪い作品のくせに、配給がユニバーサルなのでDVDつけた途端 、USJで楽しもう!って明るいCMが流れて何だか笑ってしまった。こんなの借りてくるやつはキラキラUSJとは無縁なやつばっかだろ!(冗談ですよゴメンナサイネ)
"テレビ局社長のマックスはビデオドローム(暴力や殺人を傍受したビデオ)を入手し、その虜になっていく"という非常に奇妙なストーリー。
その実態はヴィデオドロームの力でビデオ人間となった主人公が、奇怪な造形で人々に襲い掛かるのだ。結局は『スキャナーズ』じゃねえか!ホントこの監督は気持ち悪いモノをつくるのが好きだな。あと爆発ね。
ブラウン管テレビにチューするのは、何だかエッチなビデオを食いつくように観ている時のようで生々しいですね…。えっ?あまり共感を得られないですかね…?
観ていて常に不安や疑心に囚われるので疲れる。あと意味もよう分からんからさらに疲れる。映画で疲れてどうすんだ!以上!