よくわからないけど凄い物を見たという感じ。物語が進むにつれて虚実ないまぜになっていくため、どこまでが実際に起きていることなのか分かりにくくなっていくが、そんなことは考えてもあまり意味がないのだと思う。
刺激ジャンキーの行き着く先が、傷つけたり、傷ついたりで快楽を感じるというような(性的なものも含む)倒錯だというところは、個人的にはあまり納得できないが、ビデオによる刺激が精神だけでなく肉体にも影響を与えるというアイデアは面白かった。
公開された時代を考えるとMTV的なものとの関連性も感じた。24時間同じ種類のものが流れ、それに浸かり刺激を享受する生活。ポルノの方が肉体との関連性が深い気もするし、刺激に浸かって生きることへの警鐘という面もあるのかも。
