ぐり

フラガールのぐりのレビュー・感想・評価

フラガール(2006年製作の映画)
4.4
舞台は昭和40年の福島県いわき市。石炭の時代から石油の時代に変化し、炭鉱だけで生きてきたいわき市の人々は職を失いかけていた。そんなときに舞い込んできたのが、"ハワイ"という世界だった。炭鉱の娘たちが始めた"フラダンス"をきっかけに、ハワイとは無縁であった北国の人々が、町おこし事業として北国に常夏の楽園(常盤ハワイアンセンター)を誕生させるまでの実話を描いた感動作🌴

少し余談ですが、スパリゾートハワイアンズ(旧:常盤ハワイアンセンター)は小さい頃よく連れてってもらっていました☺️今はわかりませんが、当時はショーの舞台に観客(主に子供たち)が上がってフラダンス体験をするイベントがありまして、参加すると記念にレイ(首飾り)がプレゼントされるんです🌺私も姉と参加して青いレイをもらった記憶があります☺️ベタつく床が嫌いでしたが…(笑)家族で行った思い出の場所です。そんなスパリゾートハワイアンズ誕生までを描いた今作を小学生ぶりに鑑賞。小さい頃に観た&実際行ったことのある場所の物語だからか、結構覚えていましたね〜。序盤でまどか先生がひとりで踊っている場面での寝転がる→起き上がるダンスシーンとか(身体の柔らかさに衝撃を受けた)、早苗が妹弟に可愛いフラガール衣装をお披露目していたら帰ってきたお父さんに見つかってボコボコにされ髪まで切られてしまうシーンとか…(トラウマでした😭)そのあとの早苗が引っ越すシーンは泣いた😭まどか先生が無言で早苗を抱きしめてかけていたサングラスを早苗にかけるシーンは名シーンすぎる😭親友紀美子との別れも😭「じゃーなー」って繰り返し言い続ける2人悲しすぎた😭

…まァそんな感じで昔の記憶と共に観まして、改めて素晴らしい作品だと感じました。今作はいつの時代も未来を切り開くのは若者であること、そして女性たちも自ら生き抜いていける強さがあることを教えてくれる人生賛歌のような作品です。私が特に感動したのは、炭鉱だけで生きてきた大人たちの意識の変化。彼らが最初にフラダンスを否定したのは、自分たちが積み上げてきた経験から判断していたり、ハワイという未知の世界を受け入れられなかったりと、確かに仕方のない部分もありました。しかしそんな彼らが、キラキラした笑顔で踊る未来ある女の子たちを見て、"俺たちが変わらなきゃ"と自分たちの考えを改めようとするその姿勢が素晴らしいなと思いました。自分の考えを改めること(今作で言うと炭鉱を辞めるという判断)は、決して容易なことではありません。それでも、山を救うためにとフラガールを支える立場になってくれた彼らは本当に素敵でした😭

そしてなんといっても今作の主人公であるフラガールのみんな!!自分のやりたいことを自由にやれない環境や様々な苦労があった中でも、フラダンスがいつかきっと山やいわき市の人々を救うことを信じて、その不確定な未来を信じて踊り続けた彼女たちは本当にカッコイイ!!😭😭よくやり切った!!😭😭オープン初日の舞台で眩しいほどの笑顔でフラダンスを披露したフラガールたちに感動しました😭👏🏻✨紀美子のソロステージも圧巻でした😭💮

また家族でスパリゾートハワイアンズに行きたくなりました🥰主題歌「フラガール-虹を-」も大好きです🥰

📝方言メモ
「なじょして」「〜だべ」「〜だっぺ」「んだ」「にっしゃ」「くんちぇ」「頑張っペ」「ありがとない」←まぁまぁ聞き取れました(笑)

️📝子供の頃に観た映画
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