才媛・大宮エリーの映画初監督作品。スピッツの依頼を受け、宮崎あおい×西島秀俊コンビで撮った恋愛映画で、当初はPVの筈がいつの間にか構想が膨らみ、1時間超の“映画”になってしまったらしい。
驚いたのは、会場のユーロスペースが超満員だったこと。お陰で立見だよ。終演後、大宮監督とおすぎさんが舞台前に現れトークショーがスタート。私は全く知らずに行ったのだが、そうか、それで満員だったのか。
おすぎさん曰く：「ストーリー展開も変だし、おかしいトコがいっぱいある映画だけど、西島クンの魅力をアンタは良く分かってる！そこだけは偉いわョ！」…褒めてんのかケナしてんだか分からないおすぎさん流の評価だったが「少なくとも『大奥』の西島クンよりは、こっちの方が断然イイ！」という意見には大賛成。不器用でどっちつかずの悩める青年をやらせたら、彼はピカ一だもんな。
そんなおすぎさんに「アタシも、映画評論家と一緒に自分の作品観るのって初めてなんで、最悪だなーと思って」と斬り返す大宮監督。やるなぁ。
