幼いころから酷い虐待を受けて、人を信用できなくなり、娼婦で身を立てていたアイリーン(シャーリーズ・セロン)が、セルビー(クリスティーナ・リッチ)と出会い、彼女との愛を維持するために、娼婦と殺人を繰り返していく、という実話に沿っているお話。
観ていて辛いが、アイリーンが、セルビーとの関係に希望を見出していく姿がこの映画のメインだろう。その唯一の希望は分かるし、彼女の為に他の職を探そうとするが、到底、娼婦以外の職はなく、殺人から引き返せなくなっていく姿は目が離せなくもある。
何といっても、シャーリーズ・セロンが、彼女とは見えない位の想像を絶する姿で、アイリーンのキャラクターを作り上げているのが凄い(2022.9.19)。