ちょうどいい

モンスターのちょうどいいのレビュー・感想・評価

モンスター(2003年製作の映画)
4.3
『モンスター』は社会、つまり大人(多くは男性と抑圧されている女性)がつくりだしたものということを再認識させられた強烈な作品。

セーフティネットの脆弱さと、教育の枢要さも再認識。

通底しているのは、負の生育環境(離婚、貧困、DV、パターナリズム)とそのスパイラル。

名状し難い陰惨さが何とも堪える作品。

ストーリーが映画的かというとそこまでではないが、社会課題を炙り出した良作。