やはりしんどかった。。
公開当時に大きく話題になったけど見る勇気がなかったシリーズ。
シリアルキラー関連は結構興味ある方だが、生涯を知ったとして正直言って感情移入出来るようなもんじゃない。ましてや同情なんて。
しかし当時一部の人間が太ってすっぴんなだけで評価されてると揶揄されていたシャーリーズセロンさん。
実際はうますぎてどうしても同情を禁じ得なかった。
初犯の時の咆哮、最後の殺人の時の咆哮。
つい涙が出てしまった。
彼女の事を、根はいい人とは思わないし、別段愛情深いとも思わないし、
関わりたいとは思わないし、
セルビーが2人目殺したの聞いてドン引きする気持ちもわかる。
しかしながら彼女の人生は
生まれ落ちた瞬間からあまりにもハードで、成人までの経験で、脳の作りにまで影響してたのではと感じる。
それくらい瞳孔がひらいている。
実際のところ、罪に対してどれ程の良心の呵責があったのかは不明。
前情報ではセルがリーを裏切ったイメージだったが、映画では思ったのと違った。
リーは元カノを守りたかったから本望だったと感じたし、
セルの一瞥も
こうすればいいんでしょ、わかってるよ。って感情がなんとなく見えて、
2人にしかわからない何かを含ませる演技に見えた。
だからセルビーが憎たらしくはならなかったんだよなぁ。
24歳でまだ親の世話になってる幼いお嬢さんって感じ。
属性逆すぎてリーの相棒にはなりきれんよ。
すごく上手に味付けしてある伝記映画だなと思う。
凶悪犯を美化せずヒーローにもしてないのに、なんだか心揺さぶられました。
