どよう

日輪の遺産のどようのレビュー・感想・評価

日輪の遺産(2010年製作の映画)
2.5
終戦間際、マッカーサーの資産を隠す極秘任務を遂行する3人の軍人と女学生20人と教員の良い人ばかりが登場する戦争シーンのないファンタジー戦争映画。
平成22年現在、1人の老人が亡くなったときに語られる妻の回想という形で進みます。
堺雅人さん、中村獅童さんの演技と役柄へのハマり方で何とか見ていられますが、戦時中の綺麗な部分のみを描き、人の死を安易に用いた微妙な日本賛美映画で見ていて恥ずかしくなりました。
ハラハラドキドキするピンチらしいピンチもなく、現在シーンの登場人物がひねりもなくそのまま回想シーンに出てくるため物語全体を通して解決していく謎らしい謎や伏線もなく、ただただ話の流れに沿って日本人が自決していくシーンが続き、ラストは財宝を守って微笑む亡霊たちを見せて終わります。

赤鬼さん。
栄養剤なんですよねっ!
私は、生徒たちを引率しなければいけませんから。
娘夫婦にもハッキリ見えてる感動のラストシーン!
みんなで骨になってこの宝物を守ろう。ありがとうみんな、わかってくれて、、、
←お前がみんなを殺したんかいっ!
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