うさどん

嘆きの天使のうさどんのレビュー・感想・評価

嘆きの天使(1930年製作の映画)
3.3
本日の巣ごもり鑑賞。
真面目、堅物で冴えない独身教師、イマヌエル・ラート教授が、街のキャバレーに巡業中の踊り子ローラ・ローラ:マレーネ・ディートリッヒにうつつを抜かす生徒を正しにキャバレー『嘆きの天使』を訪れ、逆にローラに恋してしまう。
真面目な教授、職を失いながらも彼女と結婚、巡業に帯同。
と、ここまでは純愛物語、しかし、やがて運命の歯車が大きく回り始める。

本作の目玉とも言われる「マレーネ・ディートリッヒの脚線美」が現代に通用するかどうかは意見が分かれるところかもしれないが、作品中で彼女が見せる、退廃的で、ある時は甘美、ある時は冷徹な目線と表情は、100年近い時間を超えて私たちを魅了することは間違いない。