みきわめとおる

バベルのみきわめとおるのレビュー・感想・評価

バベル(2006年製作の映画)
4.0
不登校生徒の家庭を訪問して、一緒にゲームをしたり、絵を描いたりして仲良しになり、
生徒の復学や進学を目指す大学生。

それをスタディパートナーと呼ぶ。
当時大学2年だったOさんは、自らもかつて
不登校生徒だった。
彼女は映画が大好きで、LINEのアカウントの写真をバベルの菊地凛子にしていた。

「菊池凛子、バベルか。好きなんだ、、。」
 と聞くと、
「はい、バベルが一番好きなんです。」
 と答えていた。

彼女の訪問する生徒は、何故かいつも簡単に会ってくれなかったり、全く会わないまま、
1年訪問し続けたことすらあった。

「ごめんね、いつも大変な生徒たちで。」
 と言うと、
「全然大丈夫です。この年頃の気持ちや孤独
 はよくわかっています。」
 と答えてくれた。

Oさん、やっとバベルを観ました。もっと早く観なくてごめんなさい。