バベルのねこじたのレビュー・感想・評価

Name: バベル
Released: 2016-10-27T09:01:05+09:00

2016/02/18 06:43

バベル(2006年製作の映画)

3.9

家族、そして、バベルなだけに、言葉が軸になってる。

「何でなんだろう？」と考えさせるように細工してるタイトル付けが憎たらしくて面白い。
イニャリトゥ監督の映画鑑賞は読書してる感覚で観れるのも良い。

全裸で挑んだ菊地凛子の良い部分と悪い部分が、あからさまに出てて、ある意味、出世作でもある。

暗くて重い作品やけど、
瀕死の妻に不仲だった夫が献身的に看護する。
尿意を訴えるも動けない妻を労わり、鍋におしっこをさせてあげるシーンには、それまでの不条理が全て浄化される。