Reznor

バベルのReznorのレビュー・感想・評価

バベル(2006年製作の映画)
3.5
それぞれが少しずつ作用し合っているという設定はおもしろい。
みんな不安や孤独や問題を抱えて、遠く離れた場所で生きている。
作用しながらも分かり合うことはなく、不完全にしか繋がっておらず、あらゆるものが異なる。
なるほど「バベル」というタイトルには重みがある。

菊池凜子が抱えている孤独や、人と触れ合いたい欲求などはわかるのだけど、「心の穴を埋めたい」という表現としての性の描き方が露骨過ぎてちょっとなぁ...と。
もっと優しく描けなかったものものか。
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