ドルフィンキック

見えないほどの遠くの空をのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

見えないほどの遠くの空を(2011年製作の映画)
5.0
単館系の作品で、登場人物も、5、6人位で、尚且つ、行動範囲も、狭くて、ロケ地も、部室と公園と喫茶店位で、いかにも、低予算映画って言う感じの小粒な作品ではありますが、脚本が、実に、よく出来ていて、中々の良作でした。
何処か懐かしさが漂う映像や美しい音楽も、作品の雰囲気と合っていて、とても良かったと思います。
キャスティングも、ナイスでした!
大学の映画研究会を舞台にした普通の青春映画だと思って、油断して観ていると、面喰います。
途中、まさかの大ドンデン返しがあり、物語は、あっち、こっちと、予想外の方向へと向かって行き、先の読めないストーリー展開に、夢中になり、引込まれてしまいました。
凹凸の少ない平坦なストーリーの作品よりも、この手の大きなサプライズや捻りのある作品の方が、大好きなので、とても楽しめました♪
ラストシーンも、印象的で、余韻に浸ってしまいました。
是非DVD化を熱望致します。