ポンコツ娘萌え萌え同盟

ボビーに首ったけのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

ボビーに首ったけ(1985年製作の映画)
3.5
17歳にしてはガタイが良すぎる(特に腕の筋肉がセクシーでエロい。)バイク乗りの青年のアオくさすぎる物語。別に学校だけが青春ではないし、バイク乗り彼のセカイとしてはまさしくこの物語こそ青春。上手くはないけどまだ大人びてない感覚の声帯が輪にかけてそう感じたのかもしれない。
映像の途中の原画の使い方から、白い光の表現に、乱反射する海、バイクに乗りながら看板を合成して過ぎていく表現、アオクサすぎる歌など全体的に演出のお洒落さと80年代のムード
タップリな空気感が映像に漂う。

ただそれ以上に青色の塗りが印象的だった。それがバイクの一部やヘルメットなどの小道具。夏の空の色や陰から非常に青色の表現が豊かで、ある意味本作のアオさと雰囲気にマッチしている。
終盤のバイクの乗るシーン、主観的な見せ方の表現が真っ先に残りやすいけど、途中から青色にフォーカスを当てて鑑賞した身としてはその前の白色と青色で描かれた光の光線のような表現が印象に残った。白色と青色が特徴的な本作の表現が活きた演出だと思った

余談だけどワンシーンの一瞬だけ鞍馬天狗のおじちゃんがいたのが時代映画オタクの人間としては収穫的だった。実質唯一鞍馬天狗のおじちゃんが出てきたアニメかもしれない?