ウシュアイア

食堂かたつむりのウシュアイアのレビュー・感想・評価

食堂かたつむり(2010年製作の映画)
1.5
失恋のショックで声を失った倫子は,実家のある農村に戻り,実家の物置を改装して,「食堂かたつむり」をはじめる。
完全予約制の一日一組対応の小さな食堂であるが,倫子が作る料理は人を幸せにする,という評判が立ちはじめる。


スローライフ系ヒューマンドラマ。
都会で挫折を味わった娘と,田舎暮らしをする風変りな母との確執,というプロットはもはや使い古された感がある。具体例を挙げるならば,『プール』とか。

放浪癖のある母親役の小林聡美と水商売をする母親役の余貴美子がダブって見え,そして,母と娘を結び付けるのがおいしい料理・・・。「エルメス」のオチもすぐに見通せてしまう。

話の本筋はコメディではないがコメディテイストのレトリックが強いので,登場人物の掛け合いはそこそこ楽しめるが。
(2010年3月4日)
ウシュアイア

ウシュアイア