DRY

食堂かたつむりのDRYのレビュー・感想・評価

食堂かたつむり(2010年製作の映画)
1.0
地雷映画です。

まず主人公の喋ることが出来ない、一日に一人しかお客さんを受けない設定が生かせていない。
それに料理が不味そうだしそれを食べて「美味しい」という感想が出てくる登場人物に共感も出来ない。
下品なシーンは所々ある。
ストーリー自体は大した起伏もない。
映像と演出が合ってない。
そもそもこの映画は食を描きたいのか人物を描きたいのか、両方が中途半端になってしまっているため結局テーマがよく分からない。
あと主人公の世界の描写だけで他者や外部の世界が描かれないのが都合が良すぎて非常に気持ちが悪い。いくらファンタジーといっても割り切れないものがある。

気持ち悪さが最大まで高まったのがラストのシーン。今までペットとして飼っていた豚を特に葛藤もなくパーティでわざわざ食べるのは何故?
この映画は食というものを根本的に勘違いしてるとしか思えなかった。
DRY

DRY