ケンタ

食堂かたつむりのケンタのネタバレレビュー・内容・結末

食堂かたつむり(2010年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

御多分に洩れず、宇多丸さんの批評を何度も聞いて、逆に興味を持って観ましたw

この際、現実的な問題(失声症の原因や食堂の運営、喋らずとも論子の意思が伝わる、魔法の料理…等)をファンタジーと大雑把にまとめて多目に見ても、キャラクターの感情が全員して一貫していないのが本当に疑問…

出来事はファンタジーでも、まぁそういう事がまかり通る世界なんだなと、諦めはつきますが…
家が嫌いで飛び出したのに失声症になって実家に里帰りかのように帰っていたり、
終盤に手のひら返しのように母親が優しくなったり、
鼻にパックまでして我が子の様に可愛がってる豚を自分の寿命&結婚式の為に食べたり、
玄関先で死んでた鳩を躊躇なく食べて「美味しい…」と声を出せる様になったり、(トラウマなのに、解決が原因と何ら関係ない)

世界観だけいっちょ前で、やりたい事はあるけど、道筋がめちゃくちゃ。
喋れない人を悲劇のヒロインとしてるのも感動ポルノみたいで腹立たしい、せめて喋らないまま物語が終わった方が良かった。

観るにたえないとは言わないし、流し見するくらいならいいけど、この映画を好きと言う女はかなりイタい女だろうな…と思いました。
ケンタ

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