トノモトショウ

袋小路のトノモトショウのレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
3.0
テーマはわかるし、そのための舞台設定も整っているのに、コメディ的な要素が上滑りしているのと、キャラクター描写に手を抜いていることで、物語としての濃密さが感じられない。ドルレアックの美しさや奔放さにもっと集中すればよかったとも思えるが、ラストのドナルド・プレザンスの狂気こそポランスキーの本質を表していて、見応えはある。