Nappon

袋小路のNapponのレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
3.7
モノクロの映像美。
夢から覚めたラストが、何とも哀れ。

泳げないのに島の古城で理想の暮らしを夢見たジョージ。若くて美しい妻テレサは自由奔放で、新婚だが既に島生活に飽きた様子。
冷蔵庫にあるのは、飼っている鶏の卵。テレサは料理もしない。

そんな中、二人のギャングが迷い込んできたー。


まるでごっこ遊び(家族ごっこ、友人ごっこ)をしているかのような中、ギャングが持ち込む現実。
ギャングが案外義理堅いのと、破綻していく様がおもしろかった。

大局的には、ある意味ギャングに救われたようにも感じた。
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