このレビューはネタバレを含みます
白黒映画だが、孤島の古城の美しさが雰囲気でも感じられた。住みたくないが、足を運んでみたい。
ポランスキー定番の人間不条理劇。普通なら立場上で悪党がもっと悪さをしてもいいはずだが、謎の人間味のあるキャラに仕上げている。夫も妻も独特なので、映画全体を通して不思議な茶番劇のように感じられる。
頼りない変な夫と強気な妻が、悪党の訪問によって徐々に歯車が動かなくなり、最終的に関係が崩壊する話。悪党を倒したところで、「お!とうとうやっちまったか」と思ったが、まさかの夫が暴走。2人で逃げればいいものを、なぜ夫がああなってしまったのか疑問に残る。