吉良吉影

袋小路の吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

袋小路(1965年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

白黒映画だが、孤島の古城の美しさが雰囲気でも感じられた。住みたくないが、足を運んでみたい。

ポランスキー定番の人間不条理劇。普通なら立場上で悪党がもっと悪さをしてもいいはずだが、謎の人間味のあるキャラに仕上げている。夫も妻も独特なので、映画全体を通して不思議な茶番劇のように感じられる。

頼りない変な夫と強気な妻が、悪党の訪問によって徐々に歯車が動かなくなり、最終的に関係が崩壊する話。悪党を倒したところで、「お!とうとうやっちまったか」と思ったが、まさかの夫が暴走。2人で逃げればいいものを、なぜ夫がああなってしまったのか疑問に残る。
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