RIO

袋小路のRIOのレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
3.8
11世紀の古城から吹く風は湿っていて
その島で何かを待っている3人を見ていて「ゴドーを待ちながら」の雰囲気だなと考えていたら観られた方のレビューに*作品はサミュエル・ベケット演劇から構成を着想しているそうだ*と書いてありました

3人は切り離された世界で何処かに出口というか期待を探し待っている
不条理と言えばそうかもしれないけど自分は悲惨に見える結末は楽観的に捉えてました

孤島に立つ黒い城が黙って見ている

最後までステラと古城に対して愛情を捨てなかったジョージは古城に選ばれた人物 つまり運命に見いだされた
「ロブ・ロイ」をこの場所で執筆したウォルター・スコットのように

ライオネル・スタンダーのディッキーの最大級の迫力に圧された
人間喜劇みたいで面白かった
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