@黄金町ジャック@ベティにて
ポランスキー特集の二本目。調べもせずチケット買ったはいいけど「反撥」観た直後に「やめた方がいいかな」と思ったくらい体力使った。
古城に住んでた男と若い妻は結婚して10ヶ月の新婚。そこに怪我をして逃走中のギャングがやって来て、古城と彼らの生活を完全に掌握してしまう。満ち潮で孤島となり逃げるにも逃げられない二人とギャングは…という、もう観てて「破壊」としか言いようがない。生活、物質、夫婦関係、精神…異質な物が入って来て、乱される調和、壊れるきっかけを待っていた人…エグくて頭がおかしくなりそうだった。
妻役のフランソワーズ・ドルレアックが顔も身体も美しくて怖い。ドナルド・プレザンスは精神的に追い詰められ半狂乱になり妻にそそのかされギャングを殺すけど捨てられるという…クレイジーな作品。でも、エロティックな場面はなかったな。追い詰められても美人の妻を手篭めにしないそういう正義感が不思議だった（ありがちでない、という意味で）
