ヤスマサ

マーヴェリックのヤスマサのレビュー・感想・評価

マーヴェリック(1994年製作の映画)
3.6
50年代のTVドラマシリーズの映画化とのこと。
天才賭博師マーヴェリック(メル・ギブソン)、女詐欺師アナベル(ジョディ・フォスター)、似非保安官クーパー(ジェームズ・ガーナー)の活躍を描くウエスタン・コメディ。
マーヴェリックが、荒野の真ん中で、馬に跨り、今にも首を吊らされるという姿勢で放置されているが、この状況に至ったまでを回想するシーンで始まる。
それは、数日後に開かれるポーカー大会での一攫千金を目当てに、参加費用を稼ぐための騙し合いの成れの果てだった。

リチャード・ドナー監督とメル・ギブソンのタッグに、リーサルウェポンを思わせる。
銀行強盗シーン(午後ローではカット?)で強盗役にダニー・グローヴァーが出演し、往年のバディ感を覗かせるから尚更だ。
騙し騙される展開は、痛快そのもの。
どこまでが嘘だか訳が分からなくなる。
その中でもインディアンとのやり取りは、ユーモアたっぷりで好きな人が多いだろう。
アクション、またBGMに往年の西部劇の要素が盛り込まれていて、ウエスタン好きにも堪らない作りだ。
レイクパウエルやヨセミテなど、ロケ地の美しい景観も見どころ。
最後の最後までどんでん返しが続き、一瞬たりとも目が離せない。
保安官役の、ジェームズ・ガーナーは、TVシリーズのマーヴェリック役だったらしいが、エンディングを迎えた時、そのキャスティングの妙に感服する。
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