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(500)日のサマーのcamusonのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
4.0
男女一組の出会いから別れまでの500日を描いた作品。
特別な事件が起きるわけではありません。
男性から見てちょっとエキセントリックな女性との関係が、
出会って、気持ちが近づいて、でもすれ違って、溝は埋まらず、
別れに至るまでの何気ない日常が描かれています。

ややもすると2人の間の些細なことの連続を、
そのまま流しても退屈になるであろうところを
時系列をシャッフルすることで、2人の間の空気感の落差が強調され、
気持ちがそれることなく見続けることができました。
こういう時系列シャッフルの使い方もあるのだなと。

こういう繊細な作品は、役者が作品をどう解釈するか、
どう演じるかによって全く違った作品になるような気がします。
なかなかつくり上げるのが難しいだろうなと。

男女の関係は相性やタイミングもあるし、こんなもんだと思うので、
特別イイ女ともイヤな女とも思わないけど、どうなんだろう。
人によって結構感想が変わってくるのかな?
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