亘さん

修羅の群れ 第一部 怒濤編の亘さんのレビュー・感想・評価

修羅の群れ 第一部 怒濤編(2002年製作の映画)
1.5
松方弘樹追悼記念で鑑賞。昭和の名だたる大物俳優が多数出演してかなり豪華だったんだけど、使いこなせてないような印象。やっぱり深作欣二って偉大だったんだなぁと思った。

稲川会初代組長の稲川聖城の物語。今や関東最大勢力の稲川会をいかに大きくしていったかというのが物語の筋ではあるんだけど、周囲の人間に恵まれて、稲原(稲川聖城)はとくに何もしていないんだよなぁ。昭和のこの頃(1984年)のヤクザ映画を初めて見たけど、なんかチープだったというか割とハチャメチャだった。
・ヤクザが入院してる部屋にお仏前の花を持っていく
・手術中に意識を戻す
・マッドマックスみたいにいきなりクモを食べ始める
・ヤクザの事務所でシマの打ち合わせをしてる時にカルピスを飲んでて可愛い
・モロッコのタツ(北島三郎)が常にマシンガンを持っている
・菅原文太がスーツにサンダル
・勝手にケンカを売りに行って人んちで自害して迷惑
・火葬場のシーンの焼いた遺骨が本物だ!
・骨を拾うシーン、最初に素手で拾ったからその後も全員素手で拾う羽目に

まぁ色んな意味で今見ると斬新ではあったw
新文芸坐で見たけど、映写機トラブルで2回中断。1回目は完全に順番を間違えて掛けたから途中の話がすっ飛んでたし、次に止まった時もかなりフィルムが損傷してたんだと思うけど、上映前にチェックしてくれよと思う。
亘さん

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