にゃんこむ

コネコノキモチのにゃんこむのレビュー・感想・評価

コネコノキモチ(2011年製作の映画)
2.0
コネコノキモチの『コネコ』っていうのは、作中に出てくる子猫ではなく人間として幼い主人公の事を指しているのかな?と思って見ていましたが、ラストで裏切られました。そうきたか。

全体的には『先生と迷い猫』みたいなテイスト。
迷子の子猫を探すことで様々な人と出会うわけですが、それまでの過程がどうしてもラストに繋がるとは思えず、抽象的で唐突すぎる。何が伝えたいのか、どういう意図でこの作品を作ったのかまったく見えてきません。

そもそも、この作品で『猫』じゃなきゃいけない理由が特に見当たりません。猫が木に登ったりするシーンがありますが、猫が必要だと思ったのはそれくらい。
このお話なら犬でもウサギでもできたはず。
猫に対するリスペクトが決定的に不足していて、監督は猫が大して好きじゃないのでは?と思いました。
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