桔梗F

ポストマン・ブルースの桔梗Fのレビュー・感想・評価

ポストマン・ブルース(1997年製作の映画)
4.5
バカがつくほどまじめ!?

とあるヘッポコ郵便局員の不条理疾走コメディ(゜ロ゜;

しがない郵便局員(堤真一)が、ひょんなことから、自分の知らぬ間に勘違いから警察とヤクザに追われていき、どんどん事が大きくなっていく…

コメディ主体だけど、かなりブラック(;´_ゝ`)

序盤で、堤真一が高校時代の友人でヤクザ(堀部圭亮)宅を訪れたとき、いきなり「つめたて」の小指が出てくる(;゜∇゜)

ここらへんで笑えなかったら、この映画はアウト。
その後、不条理でシュールなブラックコメディが続くこととなる…

毒が強いと言っても、矢口監督の「裸足のピクニック」に比べれば、まだ十分ましですが。

そこに末期ガンを患う薄幸の少女(遠山景織子)とのロマンス、アクション&サスペンスなど、また、いろいろな映画のパロディなどいろいろ盛り込んだ痛快映画(。´Д⊂)

ツッコミどこは多々ありますが、ぶっ飛んでいながらシナリオが、かなりしっかりしてます(*´-`)

また、とにかく展開が、勘違いやら変な登場人物の登場で、あさっての方向に飛び続けるので飽きません(;゜∇゜)

終盤の堤真一と殺し屋ジョー(大杉漣)、ヤクザ堀部とチャリンコ疾走シーンの素晴らしさ(゜ロ゜;

この疾走感は「ラン・ローラ・ラン」を凌駕するほど(;゜゜)
SABU監督は前作「弾丸ランナー」でも十分疾走しましたが。

後半から終盤までの驚異のスピード感とドタバタコメディから、あまりに○○なラスト(´д`|||)

ド鬱すぎる…とドン引きするか、感動の嵐に包まれるか、衝撃ラストに呆れるかはあなた次第!

好き嫌いがはっきり別れる、かなりのとんでも内容(;´∀`)

邦低予算画の中ではかなりの大当たり作品でしたけど(*^^*)
桔梗F

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