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柳生一族の陰謀のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

廃嫡の話が出ている家光をなんとしても将軍の座に着かせるべく柳生但馬守宗矩ががんばる話。
主人公がラスボスだった。こんなのありか!いやまあタイトル通りなんですけど…。浪人騙して家光一行を襲わせて忠長のせいにしたり、口封じのために里を殲滅したり、人は私利私欲のためにここまで悪魔になれるのかと。
但馬の悪行を散々見せつけられたところで時代劇って少なくとも誰が生き残るかわかってるからなーとやりきれない気持ちでいたら家光の首が転がってきて度肝抜かれた。但馬の思い通りにはいかなかったわけだけどそれにしたって胸糞悪すぎて痛い目に遭った。
しかしキャラクターは魅力的で、柳生十兵衛は言わずもがな、めちゃくちゃ強い公家、暗殺に駆り出される女形と漫画みたいで楽しかったし、あどけなくてかわいい真田広之や美しい松方弘樹が見れて眼福でございました。
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