糖衣YEAH

ひなぎくの糖衣YEAHのネタバレレビュー・内容・結末

ひなぎく(1966年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます


ここにはマナーもお行儀も礼儀も全部ありません!!!

女の子って滅茶苦茶!それでいてチャーミングで、意味なんかないことでケラケラ笑って、男を蚊帳の外に置いてけぼりにして…
とにかくいっつも面白いことを求めていたい生き物!最高!女に生まれてよかった!


“衝撃のラスト!”というキャッチコピーがつく映画はたくさんあるけど、こんなにも脳みそを置き去りにされたのは初めて!
あの衝撃が気持ちよくて、そのために何度でも観たいくらい。

どこを切り取ってもポストカードにできるくらい、チャーミングで絵になるカットが盛りだくさん。
(といいつつ食事の描写がなかなか強烈!遊び食べ、クチャラー待ったなし!!それも味!)

お行儀よくいい子で、まじめな働き者でいることが良いとされる世の中だけど、ここまで行かずとももう少し奔放に生きたほうが楽しいよな…と思いました…

時々入るアナログのコラージュみたいなカット、白黒からカラーになるタイミング、食卓をハイヒールで歩き回る姿に、シャンデリアで揺れる姿、ベットに寝転びながらお行儀の悪さレベル100で食事をとる姿、囁き声に包まれる数分間、颯爽と通り過ぎる男たち…
印象的なシーンが多い!

なんとなく、カヒミ•カリィのハミングがきこえるの雰囲気っぽいなと思った。

意味のないことでケラケラと力の抜けた声で笑って、適当に楽しい人生過ごそうね
ダメ人間!!

「サラダを 踏みにじられただけで 気分を害する人々に この映画を捧げる」
「可能性があっても変わらない」(みたいなセリフ)

“死ね死ね死ね!☎️🌹”
糖衣YEAH

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