みてべいびー

赤毛のアン/アンの青春 完全版のみてべいびーのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

Anne: I went looking for my dreams outside of myself and discovered, it's not what the world holds for you, it's what you bring to it. The dream is dearest to my heart, all right here.
Gilbert: Well, I hope you keep on dreaming. It'll be three years before I finish medical school. Even then, there won't be any diamond sunbursts or marble halls.
Anne: I don't want sunbursts, or marble halls. I just want you.

やっぱり赤毛のアンには劣るけど、大好きなことに変わりはない。書いた短編をギルに批評されて傷ついたアンは、ダイアナの結婚も相まって周りとのギャップを感じ始める。そんな彼女に積年の想いを告白したギルだったが、都会で自分の力を試したいアンは彼への気持ちに自信が持てずプロポーズを断ってしまう。本を書くために違う環境に身を置こうと新天地で頑張るアンと、晴れて医学生になったギルとのすれ違いが切ない。自転車で競争する二人、橋でのプロポーズ、再会した東屋でのやり取り、そのあと駅まで走って見送るアン、猩紅熱で倒れたことを知ってギルへの気持ちに気づくところ、最後将来を約束する二人。アンがプロポーズを断る場面の会話が若草物語のジョーとローリーみたいで、思えばアンとジョーの立場って似てるなぁなんて頭をよぎった。当時の女性は結婚と仕事の両立なんて許されなかっただろうからね。キングスポートの女学院でも自分のやり方を貫いて、周囲を味方につけていくアンがひたすらかっこいい。学校のくだりよりギルとのやり取りをもうちょっとしっかり観たかったけど、二人の場面が少ないからこそ尊いのかなぁとも思う。はぁ好き。
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