アニマル泉

炎の城のアニマル泉のレビュー・感想・評価

炎の城(1960年製作の映画)
4.0
ロミオとジュリエットを下敷きにしたという加藤泰の時代劇。むしろ壮絶な復讐劇だ。端正な構図でほぼワンシーン・ワンカットを貫いている。大川橋蔵のセリフとモノローグが説明過多なのと物語の運びが荒っぽい。全体を覆うペシミズムは土台がロミジュリだからだけではなく加藤泰の作風によるものだと思う。雨と風は加藤泰らしい。相手役は三田佳子。他に高峰三枝子、片岡千恵蔵。音楽は伊福部昭。
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