まーしー

映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜のまーしーのレビュー・感想・評価

3.0
映画シリーズ第32作。
絶滅動物を保護する奇跡の島・ベレーガモンド島を舞台に、黄金のカブトムシを巡ってドラえもんたち一行が活躍するストーリー。

のび太パパ・のび助も登場。少年のび助とのび太が出会い、行動を伴にするところが本作の特徴の1つ。少年のび助は島でダッケと呼ばれている。
のび太パパは子ども時代、目が大きかったよう。ダッケは丸い円で目が描かれている。が、大人になって目が小さくなったのか、大人のパパの目は点に……。
そんなパパが、絵が上手だとは知らなかった。
ちなみに、このダッケの声を演じたのが野沢雅子。そう、『ドラゴンボール』の孫悟空でお馴染みのレジェンド声優。やはり印象に残る声だった。

一方で、ストーリーや設定には、どこか説明不足を感じた。
「奇跡の島」の全体像、黄金のカブトムシの正体、ロッコロ族の存在など、鑑賞して引っ掛かるところが多かった。
ドラえもんのひみつ道具も使用が限定されており、やや消化不良。その分、のび太のカブトムシ・カブ太の活躍に重点が置かれている。

のび太の誕生時の場面など、ホームドラマの割合が強めな本作。
環境問題などの重いテーマと違い、こういう温かいテーマを扱う作品も良いと思った。