父を殺され、右腕も失った男の超絶復讐劇。
ムードとして、日本の時代劇にも似ている感じもありますが、アクションが色々な意味で激しいです。
女性をめぐる二人の青年の愛憎劇。
父親に抱く複雑な想いなど、描くことが多すぎて、話の動線が若干ごちゃごちゃしているところもあるのですが(^^;、
全ては画で語っています。
癖の強いフレーミングが多く、かなり観辛いことは否めませんが、、
主人公らの感情と一体化した画づくりとなっていて、やたら熱いです笑
どしゃぶりの雨の中叫ぶ悲壮の青。
燃え盛る炎に浮かぶシルエット。
雨の逆光、雷光と共に現れる怒りの顔面。
奥が見えないほどの土煙からあらわれる無数の敵たちなど、人を選びそうですが、画的な試みが見ごたえあります。
ここで描かれるエモーショナルな光と闇は、第二の主人公といっていいかもしれません。
そして、
考える隙を与えない怒涛のアクション。
ラストだけで何回も観直してしまうパワーがあります笑
映画は理屈にひれ伏してはならない!
と改めて勇気をいただけた映画でした^^