さくらえび

別れの曲のさくらえびのレビュー・感想・評価

別れの曲(1934年製作の映画)
3.8
ショパンの“別れの曲”がそう呼ばれるようになったのは、この映画の邦題がそうだったからだよ。-大林宣彦-
パッケージに書いてあったこの文句に惹かれて借りたが、見始めてから重大なことに気づく。あっ、俺ショパンの“別れの曲”知らねーや。勿論聞いたことはあるけど、どんな曲か全く思い出せない。
そんなわけでいつ“別れの曲”が使われるのか心配しながら見てた。
まあ、何度か使われるんだけどラストシーンでようやくこれが“別れの曲”だったのかと気づく始末。とほほ。

スートリーはショパンのキャリア初期を描いたもので、ジョルジュ・サンドやリストとの出会い、そして故郷との別れが語られる。
曲名が分からなくてもショパンのピアノ曲は素晴らしかった。

ただ仕方ないけど、ポーランドでショパンもみんなドイツ語を喋ってるのはかなりの違和感があるな。