エイガスキー

トップをねらえ!のエイガスキーのレビュー・感想・評価

トップをねらえ!(1989年製作の映画)
4.0
GYAOで配信されていたので一気見。
昔見たことがあったが、子供だったので意味が分からずじまいだった。
今見直してみると……やっぱりよくわからない。
本物のSF、特撮オタクに金を与えるとこういうものを作り出すといういい例だ(笑)。

一応宇宙怪獣から地球を守るための戦いというストーリーはあるものの、とにかくSF的にはここはこうだ!とか、他の人気あるSFアニメだとこうだけど、それだとこういう間違ったSF解釈もアリだよな?みたいな、SF的にかっこいいシーンや皮肉でできた作品だった。

さらには多くのシーンやセリフがのちの「ナディア」で再利用されており、庵野秀明だなあっていう感じだった。

王立宇宙軍→トップをねらえ→ナディア→グレンラガン→キルラキルっていう系譜ができている。
庵野秀明はナディアからエヴァンゲリオンに派生した。

SF好きのSF好きによるSF好きのためのアニメだった。
だが5、6話はSF好きじゃなくても楽しめる熱い展開で充分楽しめた。
ここからラストのネタバレ。

















ラストシーンで「オカエリナサイ」の「イ」の文字が反転していたのは、1万2000年後、やはり人類というかホモサピエンスは絶滅していて、別の生物が地球を支配しており、文字は意味をなさない記号として伝わっていたから、反転が間違いだと気づいていないと岡田斗司夫が語っていた。