美術すごい。水没した図書館がタルコフスキーっぽい。
明らかにヨーロッパ文明特有の終末への惑溺にあまり共感できなかった。一回ゼロリセットしたいみたいなこと言ってたけど、辛うじて地下世界に逃げ延びたなけ…
テーマは『スレッズ』と同じ核戦争後の希望のない世界なのに、詩情に溢れた映像やどこか心地よい廃墟の描き方によって文学的なディストピア作品に。
全体的にショッキングな演出は回避されており、間接的な描写…
ボチボチ。世界の構築はよいが展開が単調で、人類の悲劇的性質を嘆く段階も過ぎて投げやりになりながらもその人類を信じたい、の思いのみが先走って深さも不十分と思えるが、それゆえに切迫を感じられかつ愛すべき…
>>続きを読むずっと見たかった映画だけど、期待しすぎたのもあるのかいざ見るとこんなもんか、と拍子抜けしてしまった。意外とタルコフスキーっぽさはそんなになくて、どちらかといえば画面はソクーロフやゲルマンを連想する。…
>>続きを読むソビエトで世紀末を描くとこんな世界観になるのか…
タルコフスキー監督の『ストーカー』で助手を務めたというのも納得の作品。
世界滅亡の危機に絶望する者、希望を失わない者。
世紀末の表現がどこをとっ…
核を持つ抑止力なんて幻想だと痛感させられる核戦争後の世界。
タルコフスキーの系譜らしく映像の美しさがあるけれど、しかしそれはカメラを通して見るからで、実際にその場に立ったとしたら、絶望しかないと思う…
どこで撮ったんだろう?
鑑賞中にそれが気になってしまうくらい、
凄まじいロケーション。
特に冒頭のシェルターから外界へと出るカット。主人公が美術館らしき出口から出てきて、カメラがぐーっと引いていくと…