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タイタンズを忘れないのあんのネタバレレビュー・内容・結末

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

コーチのデンゼルさんも良い。表情がたまらなく好き。

人種差別はなくなったなんてことないけど、当時は本当に酷かったってことが悲しい。みんなも合宿の始まりはそれぞれに分かれて話さなかったり、団結できて学校生活が始まる時には町中の世間の人たちが酷く抗議してたり、これが映画じゃなくて現実。今も根強く残ってるってこと、他人事にしちゃいけない。

あんなに敵意剥き出しだったけど、フットボールを通してひとつのチームに変わっていくところが良かった。ブーンコーチの言葉も考えされられるものが多かったな。

やっぱりなんといってもゲリーとジュリアス。あの2人が唯一無二の親友になってくところが嬉しくて、話が進んでいくごとにどんどん仲良くなってチームの中心として学校の中でも衝突の仲裁に入ってたところがかっこよかったから、2人が苦しそうな顔してると私も苦しくなった。ゲリーは葛藤が本当に多かっただろうな。始めの方は親友のことをお母さんも恋人も避けて酷い言葉を言って、その2人が変わったのはゲリーが揺るがない心を持ってたから。すごく大事な存在だったから事故が起きて悲しかったし、最初のお葬式のシーンがゲリーのお葬式ってわかったところもすごく悲しかった。でも車椅子選手として活躍したってすごく尊敬する。

「タイタンズを忘れない」は、人種や見た目で差別してしまう前に、憎い心に押しつぶされてしまいそうな時は「タイタンズ」っていうあの時代に人種関係なくひとつになって、奇跡を起こしたチームのことを思い出そうって意味だったんだね。
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