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ふたりのベロニカのodyssのレビュー・感想・評価

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)
3.7
【キェシロフスキ監督の出世作】

クシシュトフ・キェシロフスキ監督の出世作。1991年制作で、当時私は某地方都市(私が今も住んでいるところ)で鑑賞してたいへん感動した。 

ポーランドとフランスで同日同時刻に生まれた同名のベロニカという2人の女性の運命を描いている。

15年ぶりに上映されていたので見てみたが、最初に見たときよりはやや評価が下がった感じ(昔の印象では★4つくらいだった記憶が)。 

内容はほとんど覚えておらず、かろうじて覚えていたのは二人のベロニカがポーランドの広場で偶然会う場面と、ポーランドのベロニカが音楽会の途中で倒れて死ぬシーンだけ。あれ、ヒロインを演じるイレーヌ・ジャコブは作中でこんなに脱いでいたっけな、と驚いてしまった(笑)。 

それと、ポーランドの労組 「連帯」 のデモが出てくるなど、時代が濃厚に刻み込まれた映画だった、というのも、今回あらたに分かったことの一つ。

(以上は17年前に書いたレビューです。)
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