湿疹

ストロンボリ/神の土地の湿疹のレビュー・感想・評価

ストロンボリ/神の土地(1949年製作の映画)
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原始的なエネルギーが広がるさまをただ目の当たりにした
ネオレアリスモで漁といえば『揺れる大地』かもしれないがそれと同等か、それ以上にマグロ漁のシーンのダイナミズムが素晴らしい
縦も横も脅威が待ち構える行き止まりだとしたら斜めに移動するしかないわけだが、その鋭角の斜線の視覚的な衝撃がすさまじい
あと階段で小さな子供に話しかけるシーンや肩で切れるラストのバストショットなど、大柄で気品あふれるバーグマンが美しくて、『イタリア旅行』もそうだったが、やはりロッセリーニはバーグマンのことが好きだったんだろうなと伝わってくる
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