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ビバリーヒルズ・コップ3のbluetokyoのレビュー・感想・評価

ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)
2.4
2024年4月18日 13:40~ テレビ東京 吹替え
なんとなくつまらなさそうな気がしていて、でも、どっか、見どころがあるんじゃないかと思いつつ見ていた。冒頭は、やや面白かったけどね。そもそも、ビバリーヒルズ・コップ自体、実は、コンセプト的に破綻しているんじゃないかな。いまさらながらだけど。エディ・マーフィ演じるアクセル刑事は、マシンガントークが売りで、とにかく、口八丁手八丁なわけだ。なのに、なんで、アクションシーンや、銃撃シーン、はては、カーチェースシーンがあるのだろう。そういうのがなくても、口八丁手八丁で事件を解決する、という風にすればよかったのかもしれない。

簡単にあらすじ。
アクセル刑事はチームを指揮して、ある、窃盗車両を改造している工場に踏み込もうとしている。やばそうだから、FBIに頼んだ方がいいんじゃないの、という声を無視して、アクセル刑事は、踏み込む。ところが、工場内には、機関銃やらなにやら武器がたくさんあって、とても、警察官が手に負える連中ではなかった。激しい銃撃戦の最中、上司のダグラス警部が殉職してしまった。

復讐を誓うアクセル刑事、ビバリーヒルズにあるワンダーランドの袋かなんかが現場にあったことから、ワンダーランドへ。園内をあちこち歩きまわっているだけで、警備員から銃撃される。これは普通の遊園地じゃねえよ、と応戦するアクセル刑事。
ビバリーヒルズ警察署のビリーとフリントに迎えに来てもらう。と、そこに、例の工場での銃撃戦のときに見た顔がいるではない(デワルド)。

ますます怪しいので、ワンダーワールドの設計者を探したりして、ワンダーワールドには開かずの間があることを知る。
そこで、アクセル刑事は、再び、ワンダーワールドに忍び込み、開かずの間に入ってみると、そこで、偽札を作っていることが判明。
だが、見付かってしまい、追い出される。しかも、特別捜査官のフルブライトなる人物に呼び出され、こちらも事件を捜査している、捜査の邪魔だから、地元に帰れと言われてしまう。

だが、アクセル刑事はひるむこともなく、単身でワンダーランドに乗り込む。あとをビリー刑事も追う。
激しい銃撃戦で全員倒す(特別捜査官、フルブライトも一味とグルだった)。一件落着。

公開当時は、アメリカの中間層も豊かで、富裕層の暮らすビバリーヒルズで、ちょっと暴れてみるか、というのが、テーマなんだろうな。
いまや、中間層は崩壊し、1%の超富裕層と99%の貧困奴隷になってしまった。そういうわけで、ビバリーヒルズコップも存在意義がなくなってしまったということか。
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