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ビバリーヒルズ・コップ3のtjZeroのレビュー・感想・評価

ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)
3.7
ビバリーヒルズというより、”テーマパーク・コップ”といった趣き。大半が遊園地内で展開する。
2作目の監督トニー・スコットがアクション寄り(『トップガン』や『アンストッパブル』など)だとすると、本作のジョン・ランディスはコメディ畑(『ブルース・ブラザース』や『大逆転』など)。
コメディアン出身の主演エディ・マーフィーを活かすには本作のランディスの方がやっぱり向いていて、水を得た魚のよう。
ただ、アクション・コメディという本シリーズとしてはちょっとほのぼのとしすぎており、バランスとしては2と3の中間のような1作目のマーティン・ブレスト監督(『ミッドナイト・ラン』)が最適だった。
ともあれ、この三部作は、マーフィーという最高の素材をどう料理するか…という各シェフ(監督)の個性の違いがクッキリと分かれていて、そういう観点から見直すととても興味深いと思う。
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