オープニングのミイラの映像ゾワッとする(本物のミイラらしい)。
画面を埋め尽くす夥しい数のネズミと棺桶の行進。死が訪れるまで宴に興じる人々。
透けるような白さのイザベル・アジャーニとその腕に抱かれて…
この映画の吸血鬼・ノスフェラトゥの姿とどうしても重なってしまうのは、「野獣死すべし」(80年)の松田優作の姿です。
あの映画の松田優作は本当に異常でした。痩せこけた顔と体、死んだような目、指だけが…
めちゃくちゃ面白かった
オリジナルのサイレント版同様、影を使った恐怖演出もさる事ながら人々が棺を運ぶシーン、ネズミの群れ、など見せ方が芸術的で印象的なシーンが多い、自然の情景なども美しさと同時に畏…
1914〜1918年に勃発した第一次大戦を暗示して作られた1922年のノスフェラトゥに対して
はたまた再びドイツという国家ぐるみで起きてしまった1939〜1945年の過ち第二次大戦を暗示して作られた…
やはり動物をユニークに演出している映画は信頼が置ける。永遠の命を手に入れた男が愛を渇望する相手としてのイザベル・アジャーニも完璧。ノスフェラトゥがドアをすり抜けてやってくるショットは鳥肌もの。
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Gounod
《Messe solennelle en l'honneur de Sainte Cécile》
Wagner
《Das Rheingold》
《Götterdämmerun…
寓話のように美しいドラキュラ映画。
トランシルヴァニアの古城に住む、真っ白なお顔の禿頭紳士「ドラキュラ伯爵」が、ドイツの田舎町にお引越し。町中を恐怖に陥れる話。古典的なドラキュラ物のストーリーを踏…