1996年デンマーク
監督/ ラース・フォン・トリアー
出演/ エミリー・ワトソン(ベス)/ ステラン・スカルスガルド(ヤン)/ カトリン・カートリッジ(ドド)/ エイドリアン・ローリンズ(…
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今作の主題は本当に「殉愛」?
「黄金の心」3部作の1作目、だけあってパッと見はベスの純粋さや無垢な心、まっすぐ愛を全うする様子を描いている。だが、それらはほんの一部に過ぎず、それより大きなベスの愛…
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これは1996年のカンヌ映画祭で審査員グランプリを受賞したラース・フォン・トリアーの出世作ですかね。私も当時からタイトルだけは知っていたんだけど、なかなか観る機会がなくて、今回が初見でした。
エミ…
愛のため、信仰のために純粋にセックスに励むんだけど
どれだけしても得られるのは棘のある命令だけ
それらは多くの創作物で理想なものとして描かれるけど、同時に
苦悶や傷を負わせるものでもある
最後まで…
とても久しぶりに2回目の鑑賞
なかなか理解できない、神という存在の大きさ
そして強烈な偏愛とも言える愛情、、、
でもこの純真さはすばらしいと思う
こんなにも強く人を愛することができるということ
…
大学生の時に友達から薦められてレンタルして観たことがあったのを思い出した。当時、よく知られた人気作品しかほとんど観ていなかった私は、こんな暗い映画が好きという友達を随分大人っぽいなと感心した。あの子…
>>続きを読む最初は1998年頃に観たはずですが、当時はラース・フォン・トリアー監督のこともわからず、ありがちな純愛ドラマだと思って、こんな作風に戸惑った記憶があります。Dogme95のフォーマットではありませ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ベスは何によってこの結末を迎えたのか。リチャードソン医師は、「神経症」や「分裂症」ではなく「善意」が彼女をそうさせた、と語る。彼女は利他的に振る舞う。プロテスタントの重視する信仰を極限まで突き詰めた…
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