めがねちゃん

奇跡の海のめがねちゃんのレビュー・感想・評価

奇跡の海(1996年製作の映画)
4.5
理念的なものとして外には神が、内には理性というものがあり、そう言ったものの声に耳を傾けることもあれば、愛とか意志という内から湧き出てくる力を信じることもある。『ゲルマニウムの夜』という小説は、主人公が自らの神を打ち立てていく話だったと記憶している。この映画もまた、ベスという女性が教会とは別のところで自らの愛の神を生み出す物語としてみることができる。

この後のラース・フォン・トリアー監督作品のテーマをいくらか含み込んだ作品でもあった。
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