今村昌平監督
桃井かおり主演
江戸の末期、薩長と幕府が不穏な時に、世間では情勢不安から物価の高騰が。
生活に喘ぐ一般庶民は、農家は一揆を。それ以外の人達は「ええじゃないか」運動を。
この作品は、アメリカから帰ってきた農民の源次と、その女房で売られたイネの生活を中心に描かれてます。
この時代の庶民目線の出来事が、エネルギー溢れるバイタリティで表現されていて、面白かったです。
公開当時、政治家の河野洋平が出ていた事と(現河野大臣のお父さん)、ラストの女性達のおしっこが話題になりました。
今、改めて見直すと草刈正雄の役なんて、阿部寛がまるまるイメージパクったのかと思うほど(笑)
あと、まだ若手時代の村田雅浩が、セリフもない役で出てたり、小林稔侍は小役人がハマってたり。
なんと言っても、泉谷しげると、桃井かおりは上手いと思いました。で、私の好きな緒形拳も、存在感のあるイイ役でしたね。