クリスマスにクリスマスの映画を観よう大作戦。
1947年版も鑑賞済みで、一番好きなクリスマス映画であり法廷映画。
元映画が大好きなのでどうしても「好きな映画のリメイク」を観る視点になってしまう。
物語は概ね元映画通りに進行。
クリスマスパレードで、失態を演じたサンタ役の代役に、通りすがりの自称サンタが雇われ、人気者に・・・。
なんやかんやあって、法廷でサンタの実在を証明することになる。
色々調べると、この作品は1947年の公開後、テレビドラマな形でもリメイクされたり、クリスマスシーズンのアメリカでは繰り返し放送されたりするほど、人々に愛されている作品らしい。
そういう前提を踏まえれば、この作品もありだとは思う。
なので、そういった情報抜きで、元映画を鑑賞せずにいきなりこのリメイク版を観たら、ちょっと説明不足で意味不明な部分が出てきてしまいそうではある。
ラストもだいぶ変更しているし。
日本で忠臣蔵をドラマや映画化するとき、独自の解釈を優先して基本構造の説明を軽く済ませるような感じか。
このリメイク版では「サンタを信じる心」みたいなものに焦点を当てたり、分かりやすい悪役めいた人を登場させたり、新しい時代の表現を優先して、本来のテーマはもう十分みんな知っているから深く語らなかった…そんな印象。
ドラマ版も観てみたくはあるけれど、DVD化されていないようだしな…なんちゃら配信なんかで探せばあるかもしれないが、あれは使いたくない心意気。
メリークリスマス。